2022/09/24
注文住宅を建てるのであれば若いうちの方が良い、定年までに住宅ローンを完済した方が良いと言われていましたが、近年では長寿社会になったことから、50代で注文住宅を購入するケースも十分に考えられるような時代となっています。実際に不動産を扱うコンシェルジュの本にも、50代の顧客から注文住宅の購入の相談をするケースが非常に多くなってきています。50代で注文住宅を購入することにはメリットがありますが、その1つが自分自身の寿命まで住める可能性が高いことです。若いうちに注文住宅を購入するとなると、まだまだ先が長い段階で建て替えやリフォーム等を検討しなければなりません。
しかし50代であれば、自分自身の寿命まで住める可能性が高まり、建て替え等新かかる大きな支出を回避することができます。また子供たちの教育費の支出が終わっているなど、今後の先のライフスタイルを見通すことができる状況であり、たとえローンを組んだとしても、生活に劇的な変化が起こる可能性が低いと言えるでしょう。年金額等に関しても具体的に把握することができ、いくら位までであれば住宅に対して導入することができるのか、資金の計画も立てやすくなります。老後を想定し、バリアフリー等のような終の棲家としての購入を考えることも可能です。
子育て時期とは異なり、家族の成長に合わせて生活を変化させる必要もなく、自分たちの好きなこと、また自分たちの使い勝手だけを考えて設計することが可能です。リタイヤした後は通勤もなくなるので、バスを利用するエリアであっても、近くにスーパーや医療機関等があれば、それほど不便を感じることもないのです。駅前のリッチと比べた場合にも、比較的コストの安い物件を選択することもできます。