2022/09/24
家づくりにこだわりが多いほど、何かと費用も増えてしまう傾向がありますが、これは完全フルオーダーの注文住宅には特に言えることでしょう。そのため予算に余裕がない方の中には、諦めてしまうケースも見られます。しかしせっかく注文住宅を実現するチャンスを得たならば、諦めるのはもったいない話。まずは注文住宅の相場や予算配分を知って、上手に資金計画を工夫することが肝心です。
注文住宅の費用項目を大きく分けると、建物の本体工事費と付帯工事費そして諸経費に分類することができます。建物の本体工事費はトータルコストのうち約6割で、付帯工事費は約3割、そして残りの約1割が登記手続きの費用や税金といった諸経費と言われます。ちなみに全国平均の相場は約3500万円です。ただしこれはあくまでも土地の購入が不要なケース。
土地から購入するとなると、全国平均の相場は約4500万円に跳ね上がります。トータルコストから予算配分の内訳で見ると、土地の購入費で全体の約3割を占める他、本体工事費は約5割で、付帯工事費が約1割、そして諸経費が残り約1割となります。このように注文住宅では費用が多くかかる傾向がありますが、建物の土地とのバランスを考えながら、予算配分を考えることが大事なポイントです。土地にこだわりすぎて予算をかけすぎると、結果的に建物が安っぽくなったり、暮らし始めてから間取りや設備の使いにくさに気づいて、結果的に後悔することにもなりかねません。