注文住宅の工事が始まるまでの流れ

注文住宅は土地探しや建築会社の選定、住宅ローンの申し込みなど様々な手順が必要となります。最初に考えたいのは予算設定で、収入や貯蓄、賃貸住宅に住んでいる場合は家賃などと比較して、無理なく購入できる予算を計算していきます。注文住宅では間取りや設備などの希望もかなえられるため、なるべく詳細にイメージできるようモデルハウスなどを見学しておきましょう。生活動線や家具を配置した時の広さ、必要な収納スペースなどを決めておくと、設計がスムーズになります。

注文住宅は土地探しから始めるのが一般的で、すでに土地を所有して家を建てるケース以外は、不動産会社などに相談しておきます。建築の依頼をハウスメーカーに行う場合は、会社にもよりますが土地探しを相談することが可能です。建築会社はハウスメーカーをはじめ、工務店や設計事務所などに依頼するのが一般的です。それぞれ設計の自由度や施工期間、費用などが異なりますが、保証制度やアフターサービスなどもきちんとチェックしておきましょう。

いくつかの候補を決めたら、間取りや設備などを伝えてプランと見積もりを依頼します。候補とした会社すべてから見積もりが提出されたら、経費などを比較して依頼する会社を決めます。次により詳細なプランの作成に入りますが、住宅ローンを利用する場合はこの時点で仮審査に申し込んでおきましょう。費用やプランに納得できたら、この時点で建築会社との間で工事請負契約を行い、住宅ローンの本審査に通ったら工事の着工となります。