2022/09/24
省エネ住宅とは省エネルギー住宅やエコハウスと呼ばれており、電気など日々の生活に必要な消費エネルギーを、従来の住宅よりも低く抑えることができる住宅のことです。気密性や断熱性に優れた素材を使い、工法や工夫を用いて夏や冬の冷暖房にかかるエネルギーを削減したり、太陽光発電など自然エネルギーを活用したりして、室内の快適さを保ちながら省エネにします。一定のエネルギー消費量を削減できることを立証できる省エネ住宅とは低炭素住宅やネットゼロエネルギーハウスと呼ばれ、新築や改築の際に補助金や減税制度を利用することが可能です。本来省エネ住宅は2020年に全ての住宅がこの基準に適合するよう義務化される予定でしたが、実際には義務化は見送りとなりました。
しかし補助金や税制優遇を目当てとした施工主により、省エネ住宅は積極的に取り入れられています。加えて夏の断熱と日射遮蔽、室内の温度をできるだけ上げない家を希望する人が多く、結果的に省エネ住宅とは快適な住宅として世間に浸透しました。最初から省エネ住宅として新築する場合はもちろん、改築時に窓のサッシを木やプラスチックを使った断熱サッシにしたり、ペアガラスにして断熱性能を上げるリフォーム、屋根の裏側への断熱材の貼り付けるなどの方法もあります。国も省エネ住宅を推進しており省エネルギー性の高い住宅に対しては、固定資産税の減額や住宅ローンの融資金利を優遇するなど、お得な措置がいっぱいです。